ZEHと創エネ

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ZEHに欠かせない!ZEHを創エネから考える

ZEHの創エネとは

「創エネ」とは、エネルギーの使用量を減らす「省エネ」よりも一歩進んだ、エネルギーを創り出そうという考え方です。省エネよりも地球環境に優しく、家計の助けになります。

最近は、創エネ化に向けた取り組みが活発化していて、一般家庭での創エネ設備として太陽光発電が注目されています。屋根に太陽電池モジュールを設置するだけの簡単な施工なので、後からリフォームして取り付けることも可能です。

太陽電池モジュールの小型化や軽量化も進んでいるため、様々な住宅に対応しています。太陽光があればいつでも発電でき、蓄電池があれば貯めておけるように。自家消費するのはもちろん、余剰電力を電力会社に売電できるのも魅力のひとつです。

停電など災害時にも発電が可能なので、電気を利用できます。緊急時でも電気が使えることは、大きな安心材料ですね。

太陽光発電とともに創エネ設備として人気を集めているのは、エネファームやエコウィルといった発電システム。エコウィルはガスを利用し発電する給湯器です。電力を作ると同時にお湯を沸かすので、お風呂や炊事の際に活用できます。エネファームはガスから水素を取り出して電気を作り出すガス給湯器です。電力を生み出す際に無駄がなく、地球環境に優しくなっています。エコウィルやエネファームは、太陽光発電設備や蓄電池をあわせて導入することで、より省エネ性を高められるでしょう。

  • 太陽光発電

    ZEH住宅に必須の
    太陽光発電設備とは

    創エネのスタンダードは太陽光発電

    ZEH基準を満たすには太陽光発電設備で、エネルギー消費量を相殺できる電力を創る必要があります(設備や断熱性能による削減量2割を除く)。家庭でのエネルギー消費量により、求められる容量は異なりますが、一般的には4~6kWがボリュームゾーンだといえます。一部地域のみ申請できる「ZEH Oriented」であれば、太陽光発電設備の設置が必須条件ではありません。

  • 売電について

    ZEH住宅の
    売電について

    作った電気を売るには

    ZEH住宅の売電方式には、全量買取・余剰買取の2種類があります。ZEHの定義として、10kW未満の容量の太陽光発電設備を導入する際は、余剰買取を選択しなければなりません。売電価格も下がっているので、全量買取よりも余剰買取を選ぶ方がコストパフォーマンスが優れます。10kW以上の太陽光発電設備も導入できますが、全量買取を選択する必要があり、お得感は少なくなるのでよく検討しましょう。

  • 蓄電池

    ZEHに必須?
    蓄電池とは

    ZEH要件を満たすために、蓄電池の設置は義務付けられていません。とはいえ、災害時に使用でき、売電量を増やせるメリットがあることから、導入する家庭が増えています。蓄電池を導入しない場合は、V2Hの導入で車のバッテリーに貯めた電力を使用できます。発電した電力を効率良く活用するためにも、蓄電池やV2Hの導入を検討したいところです。蓄電池は自治体によって、導入時に補助金が交付されます。必ず導入前に要件を確認することが大切です。

   
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